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平成26年第2回定例会(第6日) 名簿 開催日: 2014-06-26
平成26年第2回定例会(第6日) 本文 開催日: 2014-06-26

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2014-06-26 平成26年第2回定例会(第6日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者の表示切り替え 全 138 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯鷲見信文議長 選択 2   ◯分林義一市議会事務局長 選択 3   ◯鷲見信文議長 選択 4   ◯鷲見信文議長 選択 5   ◯鷲見信文議長 選択 6   ◯桝田義則総務常任委員長 選択 7   ◯鷲見信文議長 選択 8   ◯鷲見信文議長 選択 9   ◯池上典子議員 選択 10   ◯鷲見信文議長 選択 11   ◯鷲見信文議長 選択 12   ◯鷲見信文議長 選択 13   ◯鷲見信文議長 選択 14   ◯鷲見信文議長 選択 15   ◯野村生代厚生常任委員長 選択 16   ◯鷲見信文議長 選択 17   ◯鷲見信文議長 選択 18   ◯堤 幸子議員 選択 19   ◯鷲見信文議長 選択 20   ◯鷲見信文議長 選択 21   ◯鷲見信文議長 選択 22   ◯鷲見信文議長 選択 23   ◯鷲見信文議長 選択 24   ◯北村昌彦財務部長 選択 25   ◯鷲見信文議長 選択 26   ◯岡林 薫議員 選択 27   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 28   ◯岡林 薫議員 選択 29   ◯竹内 脩市長 選択 30   ◯岡林 薫議員 選択 31   ◯八尾善之議員 選択 32   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 33   ◯八尾善之議員 選択 34   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 35   ◯八尾善之議員 選択 36   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 37   ◯堤 幸子議員 選択 38   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 39   ◯竹内 脩市長 選択 40   ◯堤 幸子議員 選択 41   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 42   ◯竹内 脩市長 選択 43   ◯堤 幸子議員 選択 44   ◯手塚隆寛議員 選択 45   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 46   ◯手塚隆寛議員 選択 47   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 48   ◯手塚隆寛議員 選択 49   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 50   ◯堀井 勝議員 選択 51   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 52   ◯北村昌彦財務部長 選択 53   ◯堀井 勝議員 選択 54   ◯宮本勝裕地域振興部長 選択 55   ◯竹内 脩市長 選択 56   ◯鷲見信文議長 選択 57   ◯堀井 勝議員 選択 58   ◯鷲見信文議長 選択 59   ◯鷲見信文議長 選択 60   ◯鷲見信文議長 選択 61   ◯鷲見信文議長 選択 62   ◯手塚隆寛議員 選択 63   ◯木村亮太議員 選択 64   ◯堤 幸子議員 選択 65   ◯西田政充議員 選択 66   ◯鷲見信文議長 選択 67   ◯鷲見信文議長 選択 68   ◯鷲見信文議長 選択 69   ◯鷲見信文議長 選択 70   ◯鷲見信文議長 選択 71   ◯北村昌彦財務部長 選択 72   ◯鷲見信文議長 選択 73   ◯鷲見信文議長 選択 74   ◯鷲見信文議長 選択 75   ◯鷲見信文議長 選択 76   ◯鷲見信文議長 選択 77   ◯鷲見信文議長 選択 78   ◯鷲見信文議長 選択 79   ◯鷲見信文議長 選択 80   ◯竹内 脩市長 選択 81   ◯鷲見信文議長 選択 82   ◯鷲見信文議長 選択 83   ◯鷲見信文議長 選択 84   ◯鷲見信文議長 選択 85   ◯鷲見信文議長 選択 86   ◯鷲見信文議長 選択 87   ◯鷲見信文議長 選択 88   ◯鷲見信文議長 選択 89   ◯鷲見信文議長 選択 90   ◯鷲見信文議長 選択 91   ◯鷲見信文議長 選択 92   ◯清水 薫議員 選択 93   ◯鷲見信文議長 選択 94   ◯鷲見信文議長 選択 95   ◯鷲見信文議長 選択 96   ◯鷲見信文議長 選択 97   ◯鷲見信文議長 選択 98   ◯鷲見信文議長 選択 99   ◯鷲見信文議長 選択 100   ◯鷲見信文議長 選択 101   ◯大地正広議員 選択 102   ◯鷲見信文議長 選択 103   ◯鷲見信文議長 選択 104   ◯鷲見信文議長 選択 105   ◯鷲見信文議長 選択 106   ◯石村淳子議員 選択 107   ◯鷲見信文議長 選択 108   ◯鷲見信文議長 選択 109   ◯鷲見信文議長 選択 110   ◯鷲見信文議長 選択 111   ◯鷲見信文議長 選択 112   ◯鷲見信文議長 選択 113   ◯鷲見信文議長 選択 114   ◯鷲見信文議長 選択 115   ◯広瀬ひとみ議員 選択 116   ◯鷲見信文議長 選択 117   ◯鷲見信文議長 選択 118   ◯鷲見信文議長 選択 119   ◯鷲見信文議長 選択 120   ◯鷲見信文議長 選択 121   ◯鷲見信文議長 選択 122   ◯鷲見信文議長 選択 123   ◯鷲見信文議長 選択 124   ◯鷲見信文議長 選択 125   ◯鷲見信文議長 選択 126   ◯鷲見信文議長 選択 127   ◯広瀬ひとみ議員 選択 128   ◯鷲見信文議長 選択 129   ◯鷲見信文議長 選択 130   ◯鷲見信文議長 選択 131   ◯鷲見信文議長 選択 132   ◯鷲見信文議長 選択 133   ◯鷲見信文議長 選択 134   ◯鷲見信文議長 選択 135   ◯鷲見信文議長 選択 136   ◯竹内 脩市長 選択 137   ◯鷲見信文議長 選択 138   ◯鷲見信文議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯鷲見信文議長 開議に先立ち、事務局長から議員の出席状況を報告します。分林事務局長。 2 ◯分林義一市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、34名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (午前10時 開議) 3 ◯鷲見信文議長 ただいま報告しましたとおり、出席議員は定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ◯鷲見信文議長 日程第1、諮問第1号「行政財産の使用許可に係る異議申立てについて」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 5 ◯鷲見信文議長 本件に関し、委員長の報告を求めます。桝田総務常任委員長。 6 ◯桝田義則総務常任委員長 ただいま議題となりました諮問第1号 行政財産の使用許可に係る異議申立てについて、総務常任委員会における審査の概要を報告いたします。  本委員会は、去る6月17日に委員会を開き、副市長以下関係者の出席を求め、慎重に審査を行いました。  審査の結果、諮問第1号については、本件異議申し立てを棄却することが適当であると意見すべきものとなりました。  委員会における質疑の項目及び討論につきましては、お手元にお配りしています委員長報告参考資料にまとめていますので、御参照いただきますようお願いいたします。  以上、本委員会における審査の概要を簡単に申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。 7 ◯鷲見信文議長 これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 8 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。池上議員。 9 ◯池上典子議員 諮問第1号 行政財産の使用許可に係る異議申立てについて、本件異議申し立てを棄却することが適当であるとの立場から討論を行います。  今回の案件は、枚方市駅前の市所有行政財産に設置された職員の労働組合事務所133.09平米に、今年度から年間48万6,097円の使用料徴収を行うことに対し、枚方市職員労働組合から4月11日に異議申し立てがなされ、市側からこれを棄却する旨の判断が示され、その判断について、地方自治法第229条第4項の規定に基づき、議会に諮問されたものであります。
     市の棄却理由についてはおおむね妥当と考えますが、以下について補足しておきます。  まず、50%の減額理由についてです。  職員の労働組合が職員の福利厚生を担っていることを減免理由に挙げておりますが、どのような事業を、年に何回、だれを対象として行っているかの説明が全くありません。組合員である一部の職員のみを対象とした事業であれば、組織内の事業と考えるのが通常であって、職員の福利厚生事業と言うのならば、平成24年度決算で市が共済事業として支出している約3,622万円との整合性もまた必要になると考えます。  次に、算定額についてです。  枚方市職員会館の建設当時のいきさつについては、旧共済組合の解散時に職員の分配金が一部入っているにせよ、それは職員のお金であって、職員のお金が入っていることをもって労働組合に何らかの権利が発生するという考え方には無理があります。そもそも使用料算定の基準に持ち込むこと自体が疑問だと考えております。  また、近隣の不動産屋さんを少し回ってきたのですが、枚方市駅周辺では、1階部分で100平米ぐらいの事務所の賃貸料はほぼ月30万円ぐらいで、中には109平米で月の賃料が65万円というところもあり、市の算定額とは大きな隔たりがあります。参考として担当部には資料をお渡しいたしましたが、実勢価格を考慮した算定額の見直しも必要になると考えております。  以上を指摘し、本件異議申し立てには理由がなく、これを棄却することが適当であると申し上げ、みんなの党市民会議、未来に責任・みんなの会を代表しての討論といたします。 10 ◯鷲見信文議長 これをもって討論を終結します。 11 ◯鷲見信文議長 これから諮問第1号を起立により採決します。  本件については、本件異議申し立てを棄却することが適当であると意見することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 12 ◯鷲見信文議長 起立多数です。  よって、本件については、本件異議申し立てを棄却することが適当であると意見することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 13 ◯鷲見信文議長 日程第2、請願第5号「子どもの権利保障を最優先した「子ども・子育て新制度」の具体化を求める請願」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 14 ◯鷲見信文議長 本件に関し、委員長の報告を求めます。野村厚生常任委員長。 15 ◯野村生代厚生常任委員長 ただいま議題となりました請願第5号 子どもの権利保障を最優先した「子ども・子育て新制度」の具体化を求める請願について、厚生常任委員会における審査の概要を報告いたします。  本委員会は、去る6月18日に委員会を開き、請願紹介議員及び副市長以下関係者の出席を求め、また、請願者御本人からも御意見をお聞きし、慎重に審査を行いました。  審査の結果、請願第5号については、起立少数で不採択とすべきものとなりました。  なお、委員会における質疑項目及び討論につきましては、お手元にお配りしております委員長報告参考資料にまとめておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。  以上、本委員会における審査の概要を申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。 16 ◯鷲見信文議長 これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 17 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。堤議員。 18 ◯堤 幸子議員 ただいま上程されました請願第5号 子どもの権利保障を最優先した「子ども・子育て新制度」の具体化を求める請願について、日本共産党議員団を代表し、討論を行います。  政府が来年4月から実施しようとしている子ども・子育て支援新制度は、保育に対する国と自治体の責任を後退させ、保育への企業参入を拡大するものです。公的保育制度を守れという関係者や国民の大きな運動があり、児童福祉法第24条第1項には市町村の保育実施責任がうたわれました。しかし、新制度では、事業者と利用者の直接契約が導入されるとともに、認可保育所、幼稚園、認定こども園、小規模保育、家庭的保育など、さまざまな保育形態が設定され、それぞれの形態によって職員配置や職員の資格の有無、職員処遇、施設面積などの基準が異なります。これは保育の質の格差を作るものであり、保育を希望するすべての児童は等しく保育を受けるという公的保育制度の根幹を壊すものであります。  また、新制度は、子育て支援、待機児童の解消、すべての子どもたちが保育を受けられるがうたい文句ですが、認可保育所を増やすのではなく、また、保育者は全員が有資格でなくてもよしとするところもあるなど、公費負担を抑えた安上がりな保育では、安心して子どもを預け、働ける保育環境をと願う保護者の要求にこたえることはできません。  保護者の安心と子どもの最善の利益を保障するためには、国や自治体が基準や財源に責任を持って就学前の保育、教育が実施されるべきであり、保育の最低基準の引き上げや、そのために必要な予算の確保が不可欠であります。これらが満たされていない新制度は、認めるわけにはいきません。  本請願は、枚方市の子ども・子育て支援事業計画を策定し、実施する上で、子どもの権利保障を最優先とし、すべての子どもたちを対象に保育の保障と子育て支援を行う立場から、10項目にわたり、その内容に格差が生じることのないよう、また、現行の保育水準を後退させることのないよう、十分な議論と準備を行うように求めています。保育を行う人は全員保育士資格のある人に、障害児保育は現行水準を維持してほしい、保育料を引き上げないでなど、保護者の思いをしっかりと受け止めるべきです。  また、「新制度については、すべての子どもの権利を保障する制度とする観点から十分な議論と準備を行い、不十分な状態で実施とならないようにしてください」という願いは当然であります。これまで枚方の保育が培ってきた保育水準を引き下げることのないよう、関係者や市民の意見を十分に聞き、計画に反映すべきです。  よって、本請願には賛成であると申し上げ、討論といたします。 19 ◯鷲見信文議長 これをもって討論を終結します。 20 ◯鷲見信文議長 これから請願第5号を起立により採決します。  本請願は、採択と決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 21 ◯鷲見信文議長 起立少数です。  よって本請願は、不採択と決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 22 ◯鷲見信文議長 日程第3、議案第3号「平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 23 ◯鷲見信文議長 理事者から提案理由の説明を求めます。北村財務部長。 24 ◯北村昌彦財務部長 ただいま上程いただきました議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の113ページをお開きください。  第1条にありますとおり、歳入歳出それぞれ1億6,355万6,000円を追加し、補正後の予算額を1,242億6,355万6,000円と定めるものでございます。  次に、第2条につきましては、別表により御説明いたします。  116ページをごらんください。  債務負担行為の補正でございますが、第2表のとおり、総合文化施設整備事業設計委託など2件の補正を行い、補正後の限度額を128億9,892万6,000円とするものでございます。  続きまして、事項別明細書により、主な補正内容について御説明いたします。  118ページをごらんください。  まず、歳入でございます。  第14款国庫支出金では、保育緊急確保事業費補助金の増額などで1億7,659万6,000円の増額補正を行っております。  第15款府支出金では、安心こども基金特別対策事業補助金の組み替えによる減額や、保育緊急確保事業費補助金の増額などで1,899万円の減額補正を行っております。  次に、120ページをお開き願います。  第18款繰入金につきましては、安心安全基金繰入金により595万円の増額補正を行っております。  以上、合計いたしますと、最下段の歳入合計のとおり1億6,355万6,000円の増額補正となり、補正後の歳入総額は1,242億6,355万6,000円となります。  続きまして、歳出でございます。  122ページをごらんください。  第2款総務費でございますが、総合文化施設整備支援委託料などで912万円の増額補正を行っております。  第3款民生費では、私立保育所等施設整備補助金などで1億7,067万8,000円の増額補正を行っております。  次に、124ページをお開き願います。  第7款土木費では、東部スポーツ公園アクセス道路安全対策事業経費や木造住宅耐震改修補助金などで2,815万2,000円の増額補正を行っております。  次に、126ページをお開き願います。  第8款消防費では、枚方寝屋川消防組合に対する負担金の減額補正を行っております。  第9款教育費では、学校規模等適正化審議会委員などの委員報酬として109万3,000円の増額補正を行っております。  以上を合計いたしますと、最下段の歳出合計のとおり1億6,355万6,000円の増額となり、補正後の歳出総額は1,242億6,355万6,000円となります。  なお、128ページ以降に給与費明細書及び債務負担行為調書等の参考資料を添付しておりますので、あわせて御参照をお願いいたします。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 25 ◯鷲見信文議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。岡林議員。 26 ◯岡林 薫議員 議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)のうち、総合文化施設、美術館について、お伺いいたします。  まず、総合文化施設については、総合文化施設設計事業者選定審査会委員の人件費として33万3,000円が計上されていますが、委員の人選はどのようにされるのでしょうか。  また、総合文化施設整備支援委託料として750万円が計上されていますが、どのような内容でしょうか。さらに、債務負担行為として総合文化施設整備事業設計委託3億円が計上されていますが、どのような積算に基づいた金額なのでしょうか。  次に、美術館準備経費として128万7,000円が計上されていますが、この経費の内容と、その中で美術館開館後に不要となる経費、継続して必要な経費をお示しください。  また、7月から学芸員を雇用されると聞きましたが、どのような人材が必要なのか、美術館準備経費には人件費が計上されていませんが、それについてもお聞かせください。 27 ◯宮本勝裕地域振興部長 総合文化施設は、文化芸術の拠点としてはもちろん、枚方市駅周辺の都市機能との連携や魅力向上、ユニバーサルデザインの導入や環境への配慮もあわせて整備する必要があると考えており、そうした多角的な視点で審査していただけるよう、選定審査会委員につきましては、文化施設運営、建築、地域活性化、法律の専門的知識を有する方にお願いする考えでございます。  総合文化施設整備支援委託料の内容についてでございますが、具体的には募集要項案の作成やプロポーザルの公示、選定審査会の運営、審査の根拠となる資料の作成などについての支援でございます。設計委託料につきましては、現段階では想定工事価格に算出率を乗じて算出したもので、3億円を上限として計上しているものでございます。  次に、美術館準備経費の内訳につきましては、美術館専門調査検討員への謝礼として34万2,000円、市所蔵品の調査における額等の破損に対応するための修繕費50万円、企画展準備に係る作品借用交渉や寄贈作品調査に係る旅費22万円、寄贈作品の保険加入代2万5,000円、その他作品整理に要する消耗品費10万円、通信運搬費10万円となっております。  これらの経費につきましては、準備経費であり、基本的には美術館開館後には不要となりますが、外部の専門委員である美術館専門調査検討員につきましては、開館後の美術館運営においても必要であると考えております。なお、現在、主な市所蔵品については動産保険に加入しておりますが、セキュリティーの完備した美術館の収蔵庫へ移した後は不要になるものと想定いたしております。  学芸員につきましては、寄贈作品の整理、調査や、市所蔵品の整理、修繕対応、主催事業の準備など、専門的な役割を担うことのできる人材が必要であると考えております。また、7月より任期付常勤職員の学芸員を採用する予定であり、この経費につきましては、一般管理費の中で対応させていただく考えでございます。 28 ◯岡林 薫議員 それでは、2回目の質問をさせていただきます。  総合文化施設については、選定審査会委員の役割が大変重要になると認識しております。総合文化施設については、これまで市議会でもさまざまな議論を重ね、総務常任委員会から所管事務調査報告も出されたところですので、委員の皆様にはこうした市議会の思いもしっかりと伝えていただく必要があると思いますが、その点についてはいかがでしょうか。  また、さきの総務委員協議会でも質問させていただきましたように、今回のプロポーザルのスケジュールは非常に短いと考えております。今後、議会には、どのようなタイミングで報告していただけるのでしょうか。  さらに、プロポーザルによる設計事業者の選定時期を3月とされています。そんなことはないと思いますが、例えば、公募をしても応募が1者しかないとか、最終的に企業を1者に絞り切れないとか、選定作業の中でそういうさまざまな展開になった場合、3月というタイムリミットだけを重視するということはないですよね。あくまでも選定作業の中身を重視してしっかりと取り組み、その結果として事業者選定ということになるのですから、3月といっても多少前後する場合もあるということを、確認の意味も込めてお聞きしたいと思います。  次に、美術館については、地域の方から賛成、反対を含めてさまざまな御意見をお聞きしていますが、皆さんが共通しておっしゃるのは、一つにはやはり今後の運営経費のことです。美術館を寄附として受けることは、もう既に3月26日に議決しているわけですが、そのときにも、運営経費の圧縮を初めとして、議会としての意見を申し上げたはずです。  また、平成26年第1回定例会での私の質問に対しても、市長から、「管理運営に伴う財政負担につきましては」、「これからも引き続き行財政改革や施策の選択と集中を図ることで財源を必ず生み出し、バランス感覚を持って新たな施策にも取り組んでまいります」との御答弁をいただいておりました。この「必ず」という言葉に市長の決意を感じたのですが、この経費縮減の方策や具体的な運営イメージについて、いつお示しいただけるのでしょうか。  さらに、地域からは、図書館を早くきれいにしてほしいという意見も圧倒的に多く聞いております。香里ケ丘図書館のリニューアルの時期について、改めて市長の決意をお伺いいたします。 29 ◯竹内 脩市長 総合文化施設に関しましては、総務常任委員会の所管事務調査報告を初め、市議会におきまして精力的に調査、審議にお取り組みいただいたと承知いたしております。市議会としての考え方や思いを選定審査会委員にお伝えするとともに、総合文化施設の設計事業者の選定、設計を進める上で、所管事務調査報告に記載されている趣旨、内容につきましても十分参考にし、活用できるよう検討してまいりたいと考えております。  また、スケジュールにつきましては、先進市の事例を踏まえて設定しているものでありますが、今後、募集要項の作成過程、また設計事業者選定審査会におきまして妥当性を検証していきますとともに、基本設計などの進捗状況につきましては、適宜、市議会にもお示しし、御意見もいただきながら、取り組みを進めてまいります。  美術館につきましては、具体的な運営イメージや維持管理費の縮減、職員体制などについて、専門家の意見もお聞きしながら、5月に設置した美術館整備検討委員会で検討、精査を行い、その内容を8月の総務委員協議会で報告させていただきたいと考えております。  なお、現在検討中の、生涯学習施設と図書館の複合施設への指定管理者制度の導入、また、本市美術事業全般の整理、統合を含む本市全体の行政改革の推進の中で、その財源確保に取り組む所存でございます。  また、香里ケ丘図書館につきましては、財源の確保も念頭に置きながら、香里ケ丘地区の一体的なまちづくりの観点から、できるだけ早期に整備できるよう検討を進めてまいります。 30 ◯岡林 薫議員 竹内市長には、御答弁ありがとうございました。  それでは、最後に意見を申し上げます。  総合文化施設は、平成31年度に供用開始ということです。今回の予算化で整備に向けて一歩を踏み出すことになりますが、今回の見直しで事業費は既に増えております。これが大切な市民の血税であることを思えば、これまでから要望しているように、整備には民間活力をどこまでも最大に取り入れることで、可能な限り事業費を圧縮する努力をしていただきたいと思います。  が、その上で、もしも、市駅北側には、楠葉のような、いわゆる商業ベースでのにぎわいは大変厳しいということであるならば、全国の先進市にあるような、例えば、必要な設備を備えた文化ホールと、その施設前の、本市であればラポールひらかた前と一体的なスペースとして緑を創出し、そこで親子がゆっくりとくつろげる憩いの場とする。時には、そこを、歴史街道で毎月行われているくらわんか五六市で、枚方公園から来たとき、最後の部分が何となく流れてしまっているような、そういったところを集約したイベント広場としても活用できるようにすれば、歴史文化ゾーンとしてのにぎわいも可能ではないかと考えます。  いずれにしても、市民の皆様に納得していただける施設となるよう、周辺の附帯施設についても十分に検討していただくことを改めてお願いしておきます。  次に、美術館については、市民の皆様からの御意見、御要望に市が取り組んでいる経過を8月の総務委員協議会で報告していただけるということですが、住民の皆様からすれば、急に地元でわき起こった美術館問題に気持ちが付いていかず、長年の日常生活が何か脅かされるのではないかと、不安な思いや心配な思いがいろいろと起こってくるのは、むしろ当然だと思います。我が会派としても、そうした住民の皆様の声を受け、これまでの常任委員会や、今議会の一般質問でも、質問をさせていただいたところです。  部長は、今議会においても、美術館について質問されるたびに、必ず皆さんに喜んでいただける施設にと繰り返し御答弁されていましたが、施設の建設は寄附者がされるんですよね。それでは、市は、何をもって住民に喜んでいただこうと思っておられるのでしょうか。  地域のにぎわいでしょうか。それも余りにぎわうと、新たに車の駐車問題が起こり、地域に迷惑がかかってしまいます。それでは、地域に美術館ができて、目に見えてプラスになることといえば、例えば、有名な展示なども混雑していないときにすっと見に行ける距離感であるとか、近くに美術館があっていいねと知人に言われるとか、考えられるのはそういうことぐらいでしょうか。  こう考えてくると、住民の皆さんの御希望、御要望というのは、美術館の建物そのものに対してではなく、むしろ、その周辺の、先ほど質問させていただいた香里ケ丘図書館や美術館と一体的な地区の整備にあるのではないかと考えます。したがって、今、市がやらなければならないことは、住民の皆様の御意見にしっかりとこたえ、出された御要望一つ一つに、丁寧に、しかもスピード感を持って取り組んでいくこと、それが住民の不安を解消し、市への信頼感にもつながっていくものだと思います。  市長は、先ほど、香里ケ丘図書館の整備をできるだけ早期にと御答弁されましたが、美術館の整備は、スケジュール的にはもう見えています。しかし、美術館と一体的にと言われる香里ケ丘図書館の整備は、以前から課題として申し上げているにもかかわらず、いまだスケジュールも何もありません。市長は、議会を市政運営の両輪とよく言われますが、今、市民が一番大きな関心を寄せる、この美術館・総合文化施設関連の補正予算についても、一般質問とどう連動させていくかを考えたときに、市長は、市民の信託を受けた議会の意見を本当に尊重しようと思っておられるのかと、その部分は甚だ疑問に感じております。
     竹内市長には、今回お伝えさせていただいた市民の声をしっかりと受け止め、早急に対応していただくよう改めてお願いして、私の質問を終わります。 31 ◯八尾善之議員 ただいまの質問と重複するところがあると思いますけれども、重要な補正予算の審議ということで、御了承をお願いいたします。  先ほど提案理由の説明がなされました平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)のうち、債務負担行為の補正内容について、質問いたします。  議案書116ページの第2表債務負担行為補正のうち、総合文化施設整備事業設計委託として平成26年度から平成28年度までの期間で限度額3億円、そして、寄贈作品図録作成等経費として平成26年度から平成27年度までの期間で限度額262万円が計上されておりますが、それぞれ執行されるスケジュールの詳細をお聞かせいただきたいと思います。 32 ◯宮本勝裕地域振興部長 総合文化施設整備事業設計委託につきましては、平成26年度に契約を行い、平成27年度から平成28年度までの2カ年で基本設計、実施設計を行う予定でございます。契約後の平成27年度当初に、本市約款に基づき契約額のおおむね30%程度を前払い金として支払い、平成27年度後期に基本設計相当分の金額を、また平成28年度後期に実施設計相当分の金額を支払う予定でございます。  また、美術館につきましては、寄贈作品図録とリーフレットの作成経費となっております。補正予算議決後に契約手続を行い、寄贈作品の調査、整理に取りかかった上で、平成27年度に冊子の納品を受けた後、一括して支出を行うものでございます。 33 ◯八尾善之議員 総合文化施設については、昨年度、総務常任委員会で精力的に所管事務調査が実施されまして、昨年の12月19日、平成25年第4回定例会の中で当時の掘井委員長から最終報告があり、「選定手法、事業手法について」、「整備等について」など、多岐にわたって市に対する提言が行われましたが、先ほどお聞かせいただきました総合文化施設整備事業設計委託を執行するまでの間に、どの段階で、どのような形で、それら総務常任委員会からの提言を反映させていくのか、お考えをお伺いいたします。  また、今回の一般質問においても、民間施設については、終始、「附帯施設」という文言で答弁がなされており、総務常任委員会から提言のあった「複合施設」という言葉は一言もおっしゃっていません。その理由についても、あわせてお伺いいたします。  美術館については、先ほど御説明にあった寄贈作品の図録作成や鑑定の費用を、寄贈を受ける市が本当に負担しなくてはならないのか、その理由をお聞かせいただきたいと思います。  また、地元への理解がまだまだ得られていない中で、今後どのように地元に対して理解を求めていくのかも、あわせてお伺いいたします。 34 ◯宮本勝裕地域振興部長 総合文化施設の選定手法、事業手法につきましては、民間企業等のアイデアを取り入れることができる手法をとるべきだという市議会からの御提言を受けて、積極的に民間のノウハウを活用する観点から、設計人をプロポーザル方式で選定することといたしております。また、施設の運営につきましては指定管理者制度を基本とすることや、ネーミングライツを活用する、市民から寄附を募るなどの財源確保策につきましても計画に反映させたところでございます。  複合施設につきましては、所管事務調査報告の提言を踏まえ、昨年度、民間事業者に意向調査を行ったところ、商業施設としては立地が厳しいという意見や、住居は定期借地となるため参画意欲が下がるという意見などが寄せられ、議会の意向に沿う結果を得られませんでした。また、複合施設とする場合にはホールとの遮音対策等で大幅な整備費の増加につながることも判明し、今回の整備計画では施設に附帯する民間施設として整理し、取りまとめたものでございます。  次に、美術館についてでありますが、図録につきましては、寄贈作品の一部についての図版や概論、美術館の建設経緯や建物紹介などの掲載を予定しております。美術館の来館者に対しまして今回の寄附の概要を周知するものであるとともに、美術館の開館を記念して刊行するものであることから、本市において作成を考えております。  また、鑑定につきましては、寄附者において独自に鑑定されている作品もあるとは伺っておりますが、美術品の寄附収受における本市のこれまでの手続や他市の美術館の例も参考に、外部の学識経験者等による意見を受けて、市として、作品と関連資料の分類分けや、展示公開の仕方、そして作品の評価額、いわゆる参考推定額の設定を行う予定でございます。  美術館の建物の寄附を受けた後は市が管理運営を行うことになりますので、市民の皆様からいただいております御意見につきましては、運営の中で最大限考慮できるよう検討してまいりたいと考えております。また、美術館整備の進捗について、ホームページ等も活用しながら、随時、丁寧な情報提供を行ってまいります。 35 ◯八尾善之議員 美術館についてですけれども、本年6月2日に開催されました総務委員協議会における6月補正予算案の説明には「債務負担行為設定として寄附者の顕彰レリーフや寄贈作品図録の作成などに係る経費約340万円を見込んでおり」とありましたが、今回提案された債務負担行為額を見ますと、262万円と約80万円の減額となっております。その理由について、お聞かせください。  また、他都市の同規模美術館の状況を踏まえて試算している維持管理費が年間6,500万円から7,500万円と言われておりますが、今回、一般質問をなされた26名中10名と多くの方が質問されたにもかかわらず、その詳細な内容、根拠がいまだ明確になっていないことは重大な問題だと思いますので、この点についての説明を求めます。あわせて、本当に7,500万円を超えないのかについてもお聞かせください。 36 ◯宮本勝裕地域振興部長 美術館につきましては、当初、債務負担行為といたしまして、図録やリーフレットの作成経費、顕彰レリーフの作成経費を見込んでおりましたが、顕彰レリーフの作成経費につきましては、6月2日の総務委員協議会において御意見をいただいたことを踏まえまして、作成時期等を再考するため、今回の債務負担行為から削除させていただいたものでございます。  また、維持管理運営費につきましては、今後、美術館の詳細設計が確定した際に委託料等について精査するとともに、先進事例の調査、研究を含め、各種助成金の確保や入館料などの収入の増額につながる取り組みの検討を進め、8月の総務委員協議会におきまして、その詳細についてお示ししてまいりたいと考えております。  なお、現在検討中の、生涯学習施設と図書館の複合施設への指定管理者制度の導入や、市民ギャラリー、御殿山生涯学習美術センターなど、美術事業全般の整理、統合を含む本市全体の行政改革の推進の中で、財源確保に取り組んでまいります。 37 ◯堤 幸子議員 議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)について、質問させていただきます。  美術館準備経費について、お伺いします。  先日の美術館についての一般質問において、市民の方からの意見は一定集約できましたという答弁をされていますが、まだ納得できていない市民の方は本当にたくさんおられます。美術館の竣工が平成27年度ということであれば、このような状況の中で、あえて補正予算を計上する必要があるのでしょうか。市長は、この段階で美術館に係る補正予算を計上することについて、市民の理解を得られたと思われているのか、お伺いします。  今回、寄附を受ける美術品の参考評価額については、学識経験者など外部の専門家に助言をいただき、設定されるということですが、この作業にどれぐらいの日数がかかって、どういう評価方法をされるのでしょうか。また、その専門家の方は、どのような分野から選定される予定なのでしょうか。あわせて、美術館専門調査検討員と学芸員、本市の美術施設運営委員は、それぞれどのような役割なのか、お伺いします。 38 ◯宮本勝裕地域振興部長 美術作品の調査期間につきましては、個々の作品において、作品と関連資料との分類分けや、展示公開の仕方、作品の参考評価額を設定する予定であり、作品ごとに異なるものと考えております。また、寄附を受ける美術作品すべての調査が終了した段階で正式に寄附者より美術品の寄附を受ける予定をしており、時期については年内を想定いたしております。作品の調査につきましては、その作品や分野により、美術館専門調査検討員等の専門家から御助言をいただき、適正に対応していく考えでございます。  なお、美術館専門調査検討員につきましては、美術館の主催事業の検討や収蔵品調査などを行っていただく役割を想定しており、学芸員につきましては、美術館の専門的職員として、美術館資料の収集、保管、展示及び調査、研究を担う役割を想定いたしております。また、美術施設運営委員につきましては、現在の市民ギャラリー等と御殿山生涯学習美術センターの運営に必要な意見をいただく専門委員でございます。 39 ◯竹内 脩市長 これまで地域の皆様や市民の皆様からさまざまな声が寄せられていることにつきましては十分承知をいたしておりますが、今回、美術館の寄附を受けることは、必ずや市民の皆様、地域の皆様に親しまれ、喜んでいただけるものである、このように考える次第でございます。  なお、補正予算につきましては、主催事業の企画や寄贈作品等の整理、調査、研究について専門家から助言を受けるための経費などを計上しておりまして、施設の活性化につながる、魅力ある事業運営を検討していくために今回の補正が必要である、このように考える次第でございます。 40 ◯堤 幸子議員 美術館専門調査検討員については、個別に専門的な意見を聞かれるということですが、一方で、きっちりとした審議会で議論いただく場合は、議事録の公開など審議内容の透明化を図ることができると思います。そういった点に関し、どう担保されるのか、お伺いします。  市長は、今の御答弁で、こうした状況に対し、必ずや市民の皆様に喜んでいただけるものとおっしゃいました。市民が納得するまで市民説明会を開き、やはり市長自らも説明をする必要があるのではないでしょうか。今後は説明会を開かないというのであれば、理解を得られるように進めるとしていたことはどうなるのでしょうか。どうやって理解を得ようとしているのでしょうか。このまま全く意見を聞かずに進めるということですか。そういうやり方では反発を生むだけだと思いますが、もう一度、市長のお考えをお伺いします。 41 ◯宮本勝裕地域振興部長 美術館専門調査検討員からいただいた意見の内容につきましては、要点を整理し、記録をしてまいります。 42 ◯竹内 脩市長 先ほどもお答えをいたしましたが、寄附をいただく美術館につきましては、必ずや市民の皆様、地域の皆様に親しまれ、喜んでいただけるものになると考える次第でございます。今後、施設はもちろん、地域の活性化につながる、魅力ある事業運営を精力的に検討してまいります。 43 ◯堤 幸子議員 御答弁ありがとうございました。  今の状況について、どのように市民理解を得ようとしているのか、お伺いをしましたが、もう何度も同じ御答弁で、今の御答弁では、市民理解を得る努力ができているとは到底思えません。到底納得できるものではありません。  以上、そのことを意見として申し上げ、質問を終わります。 44 ◯手塚隆寛議員 今まで幾つか質問が出ていますが、少し違った観点から質問します。  今回の補正予算は、香里ケ丘中央公園に美術館の寄贈を受けるために、美術館準備経費として128万7,000円、債務負担行為として寄贈作品図録作成等経費262万円が計上されています。そこで、美術館の開館に向けた手続について、幾つかお尋ねします。  1つ目に、民間の方が香里ケ丘中央公園に美術館を建設するためには、建設までにどのような手続が必要なのか。  2つ目に、現在、手続はどこまで進んでいるのか、何が既に終わっているのか。  3つ目に、内容に問題がないとすれば、建築確認申請が出されてからどれぐらいで工事に取りかかれるのか。  4つ目に、着工後、完成までにどれぐらいの時間が必要なのか、また、建物の完成後、開館までにどれぐらいの期間が必要なのか。  以上、4点について、質問します。 45 ◯宮本勝裕地域振興部長 まず、1点目の建設までの手続につきましては、建設する敷地の法的位置付けや建築物の内容等によりさまざまな手続が必要となりますが、建築確認申請からの手続に限定する場合は、確認済証の交付を経て、着工、完成となります。  2点目の現在までの手続の状況につきましては、寄附者から公園施設設置許可の申請があり、現在、審査を行っているところでございます。  3点目の建築確認申請後、着工までの期間につきましては、枚方市開発事業等の手続等に関する条例等に基づき必要な手続を行った後、民間の指定確認検査機関に建築確認申請を行い、この手続に要する期間は約2カ月を予定していると寄附者に確認いたしております。  最後に、4点目の工事期間につきましては、進捗に合わせて、適宜、周知、説明を行ってまいりますが、現在、寄附者において検討されているところでございます。 46 ◯手塚隆寛議員 続いて、2回目の質問ですが、寄附者は、当初、ことしの8月着工、来年の5月完成を考えられていたとお聞きしています。建築確認申請後、着工まで約2カ月かかるということで、現段階では申請が行われていないわけですから、少なくともこの8月というのはあり得ない、こう考えられるわけですね。ですから、現在の進捗状況は、この案よりもかなり遅れていると思いますが、いかがでしょうか。  次に、今回の補正予算は、美術館の開館日をいつごろに設定して出されたのか、具体的にお聞かせください。 47 ◯宮本勝裕地域振興部長 工事の日程につきましては、現時点におきましては未定となっております。今後は工事説明会の開催を予定しており、地域の校区コミュニティ協議会と日程等について調整をさせていただく考えでございます。  次に、美術館の竣工、開館の時期につきましては、平成27年度内を想定しており、施設運営等に必要な経費を今回の補正予算で計上させていただいております。 48 ◯手塚隆寛議員 御回答がかなり大ざっぱで、もうちょっと具体的にいつごろかということを聞きたかったわけですが、ただ、私は、工事着工、開館を急ぐべきではないと考えています。  仮に来年度中に開館するといっても、4月から3月まであるわけですね。非常に大きな幅があります。そして、今の状況でいうと、突貫工事でよっぽど手抜きをすれば別ですが、今までどおりでいけば、少なくとも5月完成ということにはまずならないだろうということですから、工事の進捗が遅れている状況を見ますと、図録作成の費用などは今回の補正でなくてもよいと思いますが、いかがでしょうか。 49 ◯宮本勝裕地域振興部長 債務負担行為として計上しております寄贈作品図録作成等の経費につきましては、寄贈作品図録とリーフレットの作成経費であり、作成に当たっては寄贈をいただく美術品の調査、整理を行う必要があり、これに一定の期間を要するため、6月議会に計上させていただいたものでございます。  なお、今後は、9月議会に備品や消耗品等の購入経費を、12月議会に各種委託料を補正予算として計上させていただく予定といたしております。また、運営経費につきましては、来年度の当初予算に計上する予定でございます。 50 ◯堀井 勝議員 何人かの方が質問をされており、また、6月2日の総務委員協議会で質問をされたかもわかりませんが、私は、きょうのためのヒアリングを一切いたしておりません。皆さんが聞かれて、ほかにも聞きたいということで、質問に立たせていただいています。  それでは、議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)について、若干の質問をさせていただきます。  まず1つ目は、総合文化施設整備設計委託として3億円の債務負担行為補正予算が計上されていますが、3億円は何を根拠にして出された金額なのか、その内容をお示しいただきたいと思います。  2つ目は、総合文化施設整備設計委託について、平成26年度に契約を行うための仕様書はどういうものなのか。どういう仕様をもって契約するのか、私たちや市民が見て、わかるような文書を提示いただきたいと思います。また、いつごろ、どの段階で、そういったものを提示していただけるかも、あわせてお示しいただきたいと思います。  3点目は、先ほど、我が会派の八尾議員の質問に対し、「本市約款に基づき契約額のおおむね30%程度を前払い金として支払い、平成27年度後期に基本設計相当分の金額を、また平成28年度後期に実施設計相当分の金額を支払う予定」というお答えがありましたので、本年度の債務負担行為の補正額は契約額のおおむね30%程度で十分だと思うわけですが、なぜ3億円なのか、お尋ねいたします。  4点目は、美術館についてですが、寄附を受けられる美術館についての債務負担行為補正予算で、当初、顕彰レリーフ作成経費78万円が起案され、これを決裁された最終責任者はどなたなのか。そして、6月2日の総務委員協議会で交わされた意見を踏まえて再考され、債務負担行為から78万円を削減するように指示された最終責任者はどなたなのか。  次に、私は調べていないですから、印刷を何冊されているのかはわかりませんが、この我々の議案書に、変更した内容を印刷したシールを張られていると思います。このシールを張るように指示されたのはどなたですか。また、このシールを作成するために要した費用は幾らですか。あわせて、これを全議案書に張り付ければ人件費がかかるわけですが、この人件費は幾らですか。これらの点について、お尋ねいたします。 51 ◯宮本勝裕地域振興部長 まず、総合文化施設整備事業設計委託料につきましては、想定工事価格に算出率を乗じて算出したものでございます。  次に、設計委託仕様書の中身につきましては、設計事業者選定審査会で御検討いただき、それを工夫させていただいて、募集要項の公示後にお示ししてまいりたいと考えております。  次に、寄附を受ける美術館についてですが、補正予算の方針に関するものにつきましては、市長が決裁を行ったものでございます。  次に、債務負担行為からのレリーフ作成経費の削除につきましては、市長の指示により補正内容の変更を行ったものでございます。これに伴う事務処理に係る指示につきましては、担当副市長が行ったものでございます。  最後に、議案書へのシールの張り付けにつきましては、文化振興課と財政課の職員により対応いたしました。 52 ◯北村昌彦財務部長 債務負担行為の補正額は契約金額のおおむね30%程度で十分なのではないかという御質問でございますが、総合文化施設整備事業設計委託3億円につきましては、基本設計及び実施設計相当分につき一括して契約する予定をしておりますので、今回、この債務負担行為については、全体の3億円ということで設定させていただくものでございます。 53 ◯堀井 勝議員 それぞれ御答弁をいただきましたが、費用は幾らかかったのかということについてのお答えはありませんでした。  問題は、丼勘定で3億円出されるということです。「3億円」と文字で書いたら3文字、「さんおくえん」と言葉で言っても、わずか6字ほどですね。  ところが、この3億円はどういうお金かといえば、毎日毎日80万円を投げ捨てるようなものなんですよ。365日、毎日80万円が出ていく、その合計が3億円なんです。これが市民の血税なんです。皆さんは簡単に3億円と言っておられますけれども、私、30何年間働いても、一生働いても、1億数千万円でしょう。そういうことからすると、簡単に3億円と言われるのではなく、これだけ必要なんですと、根拠をしっかりと示してほしい。  我々は市民への説明責任を果たさなければならないわけですから、聞いた以上、有権者や市民の皆さんに報告をする義務があります。そういう意味からすると、なぜ3億円なのか、改めてお尋ねしたい。  あわせて、ことしは契約金額のおおむね30%、残りの70%は来年度の後期、また再来年度の後期に支出するというものです。ということは、あなた方は、フリーハンドで、これだけたくさんの中でどうにでも使えるように任せておけというわけでしょう。使い方は我々に任せておけと言っておられるのと同じことなんですね。やはり、これをもっとシビアに精査する必要がある。  北海道夕張市は、まさかつぶれるとは思っていなかった。議員もつぶれるとは思っていなかった。市民もつぶれるとは思っていなかった。行政の理事者に任せておけばちゃんとできるだろうと思っていた。ところが、ふたを開けたら、どうにもならない状況に陥っていた。あなた方は任せろ任せろと言われているけれども、それをチェックするのが我々の仕事です。だから、私はお聞きしているんです。もう少し正確にお話しいただきたいと思います。  それから、このレリーフの決裁、レリーフを作れと指示されたのは市長であると。それをやめておけと指示されたのも市長であると。そして、シールを張れと、これは副市長が指示されたと。その責任はだれがとるんですか。決裁をされたら、責任をとってもらわなければいけませんね。  私、何でこんなに細かいことを言うのかといったら、皆さんが余りにも税金をむだ遣いし過ぎているからです。私たちの机の上に来る文書、いろいろなものが来ますけれども、日にちが間違っているとか、数字が間違っているからシールを張るとか、そんなことがいっぱいあるわけです。  私、仕事に性根が入っていないのではないかと思うんです。人件費は、これ全部、市民の税金なんですよ。その人件費が幾らかかっているのかということについては、今、精査できなければ、後日、報告をいただきたい。  それから、そのために要した費用は、市長が指示をされたわけですから、市長が弁済してください。いいですか、100万円かかったのなら、100万円は市長のポケットマネーで出してください。市長が判断を間違ったんですから、そういうことです。  そのことを申し上げて、私の質問を終わります。 54 ◯宮本勝裕地域振興部長 設計委託料につきましては、先ほども申し上げましたように、現段階で想定工事価格に算出率を乗じて算出したもので、3億円を上限として計上させていただいておりますが、今後、精査を行ってまいりたいと考えております。 55 ◯竹内 脩市長 美術館に関する債務負担の予算計上を、当初想定していたものから最終提案させていただくものに変更したということにつきましては、総務委員協議会での御議論を聞かせていただく中で、当該レリーフというものは、まさに美術館、箱、施設、建設と密接不可分の要素であると。そのことについては、今もなお具体的な工事期間設定ができていない、そのような状態の中で、あえてそこまで計上する必要があるのかなどの御指摘をいただいた、そのことを踏まえて、その議論については、一定、私自身もそうなのかという思いのもとで方針を変えたわけでございます。  今おっしゃいましたが、私ども職員、御指摘のような、そんなずさんな仕事は、そうおっしゃっていただくほど頻繁にやっているものではないと、このように私は確信いたしております。以上でございます。(「議長。」と堀井議員述ぶ。) 56 ◯鷲見信文議長 質疑は終わりましたけれども。(「まだ3回目があります。」と堀井議員述ぶ。)それでは、堀井議員。 57 ◯堀井 勝議員 市長がそのように居直られるということは、私は許せん。間違いは間違いなんですよ。御自身が判断をお間違いになったんです。素直に、民意を反映していなかった、議会の意見を反映していなかった、最初から。  それをあたかも自分が正しくて、議会が何か知らないけれども、いちゃもんを付けたから変えたんだと。こういう言い方はないですわ。居直りですよ。  人間ですから、いろいろな間違いがあるんです。間違いがあったら、それは正す。これが我々の一般社会通念じゃないですか。それに対して、職員は間違いをしていないとか。  しているから、私は言っているんです。そんなに間違いをしていないとか、そんな居直りはないですよ。そのことを申し上げて、質問を終わります。 58 ◯鷲見信文議長 これをもって質疑を終結します。 59 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第3号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 60 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 61 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。手塚議員。 62 ◯手塚隆寛議員 議案第3号の一般会計補正予算案に反対の討論をいたします。  今回の負担付きの美術館の寄贈受け入れ、一般質問で、私も含めて多くの議員から、検討し直すべきだとの意見が出ています。市民説明会でも、市民の方の御納得を得られたとは全く思いません。事前に市民への説明をあえてせずに、市民を軽視した香里ケ丘中央公園での美術館受け入れに、地元の方々を初め、多くの市民がお怒りです。補正予算計上の見送りや計画の白紙撤回、見直しなど、10数件の要望が議会にも届いています。  また、香里団地香陽自治会の香里ケ丘中央公園に美術館を建設することを再検討し白紙に戻すことを求める署名は、お聞きしますと、当初は1,072筆でしたが、昨日で3,652筆にもなっておられ、もっともっとさらに署名が増えていく、このような状況であることも間違いありません。  このように、市民の皆さんの中に多くの反対や疑問があるにもかかわらず、市は、一定、意見集約ができたと、市民説明会を打ち切る方針を出しています。市民への事前説明不足に対する市民のお叱りに、地元住民への情報提供がなかったことに対する不満の声を真摯に受け止めると言われました。さらに、市長は、今後は丁寧に情報提供を行うとも言われたわけですから、本当にこのような言葉のとおり、誠実に実行していただく必要があると思います。  この言葉を実践するなら、説明会の打ち切りはできないはずです。住民の方々と、丁寧にお話を続け、白紙に戻すことも含めた再検討が必要です。また、地元の方々の御理解が得られるまでは事業を凍結すべきであります。何が何でも来年度中の開館を目指す、このようなやり方には全く反対ですし、してはならないと思います。  また、先ほどの質問でも明らかになりましたが、事業計画も遅れぎみであります。何もこの時期に補正予算を組む必要は全くない、このように思いますし、今のお話の中でも、8月の総務委員協議会で詳細説明を行うということですから、最低でもそれまでの間は、地元の方々や市民の皆さんへの丁寧な御説明と協議をもっともっと続け、そして御納得いただけるような努力を、市長以下、市の幹部は先頭に立って行う必要がある、このように思います。  補正予算の提案については、仮にやるとしても、次回の定例会以降で十分に間に合うものですから、今やる必要は全くない、そのように私は思います。そのような観点から、私は、今回の補正予算に反対するものです。以上です。
    63 ◯木村亮太議員 ただいま上程されました議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)について、未来に責任・みんなの会を代表して、賛成の立場で討論をいたします。  本来は、議案に対して質疑をするべきなのかもしれませんが、一般質問の場において、美術館や総合文化施設、待機児童解消など、関連する部分について、会派の議員も含め、既に質問をいたしました。また、本議案については、ほかの議員も質疑をされておりましたので、討論のみとさせていただきます。  今回の予算については、苦渋の決断です。いまだ市民の中で意見が分かれている寄贈を受ける美術館についての美術館準備経費128万7,000円と、債務負担行為の寄贈作品図録作成等経費262万円については、問題があると言わざるを得ません。  一方で、我々の会派で主張してきた待機児童解消のための費用も計上されております。私立保育所経費として1億3,977万8,000円、また、閉園幼稚園活用事業経費として900万円。私立保育所経費1億3,977万8,000円の中には、平成27年4月1日の定員増に向けた私立保育所の増・改築などに1億656万8,000円、また、保育士の待遇改善のための保育支援者の確保に係る経費として3,321万円が計上されております。  今年度の4月1日に年度当初の待機児童ゼロを達成したものの、希望の保育所に入所できていない方として250人、また、年度途中のため既に待機児童が発生しており、これらについては喫緊の課題であり、子育て世代支援のための待機児童解消の予算に反対するわけにはいきません。そういった趣旨から、苦渋の決断ですが、賛成とさせていただきます。  賛成に当たって、美術館と、もう一つの課題である総合文化施設については、意見を述べさせていただきます。  美術館については、議会の指摘により、総務委員協議会の際には計上が予定されていた顕彰レリーフ作成経費が取り下げられたことは一定評価いたします。しかしながら、このような進め方には、やはり問題があります。  今回の一般質問においても多くの議員から反対や疑問の声が上がっており、また、2回の住民説明会における住民からの質疑の内容、白紙撤回や予算凍結の署名が多く寄せられていることも鑑みますと、このまま進めていく行政の姿勢には大きな疑問を感じます。  よって、この問題に関しては、寄贈を受ける美術品の評価額を公表すること。  建物価格と減価償却の方法を明確にすること。  あわせて整備される庭園について、維持管理費も含めて規模や費用を明確にすること。  財源確保の観点から、選択と集中についての説明責任を果たすこと。  専門調査検討員の議論も含め、運営計画や来客数などを明らかにすること。  以上のような部分をお示しいただき、その上で場所の変更や美術館の開設の延期、また、予算の凍結、白紙撤回も含めて十分な議論をすることを求めます。  また、総合文化施設については、現在の市民会館大ホールが約1億円をかけて耐震改修をしたところであることから、開設までのスケジュールに関しては、その観点も踏まえるべきであること。  平成5年に計画を策定し、その計画を流用している印象を受けますが、環境の変化なども踏まえれば、改めてしっかりと練り直す必要があること。  それに関連して、市の文化政策としての位置付けを明確にすること。  駅前再整備の一環として総合文化施設の整備を進めるべきで、この総合文化施設の整備だけを突出して進め、総合文化施設ができたら駅前再整備は終わりというようにならないこと。  総務常任委員会の所管事務調査報告書の内容もしっかりと反映していただくこと。  複合施設やにぎわいの拠点とすることが難しいのであれば、現在100億円以上かかるとされている整備費、また、年間3億円かかるとされている運営費もコンパクトにするような努力をすること。  それらを求め、賛成討論といたします。 64 ◯堤 幸子議員 議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)について、日本共産党議員団を代表し、反対の討論をします。  今回の補正予算の中には、総合文化施設整備関係経費などが計上されています。総合文化施設の建設は一日も早く進めていただきたいことであり、評価いたします。  しかし、この補正予算には、以下の点で問題があります。  1つ目は、美術館専門調査検討員、学芸員、美術施設運営委員、それぞれの役割を伺いましたが、美術館の運営にどうかかわっていくのかがわかりにくいものであった点です。  2つ目は、この間、美術館の建設について、説明会でもさまざまな意見が出され、地元自治会からは署名も提出されている点です。  署名は、昨日までに4,000筆を超えたと伺っています。また、12件の陳情書が市議会議長あてに提出されています。いずれも市民への説明が事前にされなかったこと、建設場所が近隣住民のための公園であることなど、市民不在で進められたこの計画に疑問を感じておられるわけです。  今のこういった状況に対して、市として市民の理解を得る努力が十分できていないことに加え、再度の説明会を行わないなど、今後もその努力を行おうとしていません。必ずや喜んでいただけるという自信があるのなら、理解を得られるまで説明をするべきです。こういう状況のまま、なぜ急いで美術館の準備を進めなければならないのか、納得できません。  以上の理由により、一般会計補正予算には賛成できないと申し上げ、討論とします。 65 ◯西田政充議員 議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)について、民主市民議員団を代表して、条件を付しての賛成討論を行います。  本議案では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,355万6,000円を追加する歳入歳出予算の補正と、総合文化施設整備事業設計委託としての限度額3億円、寄贈作品図録作成等経費としての限度額262万円の債務負担行為の補正が提案されています。  私ども民主市民議員団は、本議案には、介護を必要とされる皆様のための公的介護施設等整備事業経費552万2,000円、子育て中の皆様のための私立保育所等施設整備補助金1億656万8,000円、市民の皆様の生命と財産を守るための住宅・建築物耐震化促進事業経費1,980万円、来年度に野球場部分が先行して供用開始される予定の東部スポーツ公園を御利用になる皆様の安全を確保するための東部スポーツ公園アクセス道路安全対策事業経費790万円など、市民サービス向上のために必要不可欠な補正予算が含まれていることから賛成いたしますけれども、そのうちの総合文化施設と美術館に関する補正予算につきましては、同じ会派の堀井議員と八尾議員による先ほどの質問と、それに対する答弁で明確となった、以下に述べる問題点を解決するまでは、その予算を執行しないことを条件といたします。  まず、総合文化施設に関してですが、昨年度、その総合文化施設を対象に所管事務調査が実施された総務常任委員会からの提言内容である「総合文化施設の整備については、庁舎や市駅前の整備など、全体的なまちづくりを見据えた上で、一体的かつ具体的に検討を行う必要があり、そのためにも、市は、総合文化施設整備後の枚方市駅周辺再整備の具体的工程を示すべき」ということや、「現市民会館大ホール、小ホール等のみの機能を備えた単体施設とすることには立地、管理コストのほか、にぎわい創出の観点からも納得できない」、「それ以外の施設を複合した施設とし、全国発信できるような特徴のある施設とすること」などが十分に反映される見込みが明確になっていないことは問題であり、総合文化施設の整備に当たっては、市民の代表である市議会の意見を最大限尊重し、これらを十分に反映させていくべきであると考えます。  次に、美術館に関しては、本年5月13日に地域説明会が開催され、6月15日に市民説明会が開催されたにもかかわらず、いまだに近隣住民を初めとする市民の皆様の十分な御理解が得られていないことは問題で、市民の皆様に親しまれ、文化的な憩いの場として美術館を御利用いただくためには、近隣住民を初めとする市民の皆様の十分な御理解と御協力が不可欠であり、加えて、年間約6,500万円から7,500万円になるという維持管理経費の内訳や、その具体的な縮減策の詳細が明確に示されていないことも問題であり、多額の貴重な税金を長年にわたって使わせていただくためには、これらを明確にしなければ市民の御納得は得られないと思います。  以上、申し上げましたこれらの問題点を解決し、その内容を市議会及び市民の皆様に明確に示していただくまでは、総合文化施設と美術館に関するこのたびの補正予算を執行しないことを条件に、議案第3号 平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)についての賛成討論といたします。 66 ◯鷲見信文議長 これをもって討論を終結します。 67 ◯鷲見信文議長 これから議案第3号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 68 ◯鷲見信文議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 69 ◯鷲見信文議長 日程第4、議案第18号「総合福祉センターリニューアル工事(建築工事)請負契約締結について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 70 ◯鷲見信文議長 理事者から提案理由の説明を求めます。北村財務部長。 71 ◯北村昌彦財務部長 ただいま上程いただきました議案第18号 総合福祉センターリニューアル工事(建築工事)請負契約締結について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、追加議案書の1ページをお開きください。  本議案は、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  まず、工事の概要につきまして、簡単に御説明申し上げます。  枚方市総合福祉センターは、昭和51年に開設され、高齢者の健康、福祉の増進及び市民の文化、教養の増進を図る場として多くの高齢者等に利用されている施設でございますが、その一方で、建築後37年を経過し、老朽化が進んでおります。このため、より一層の高齢者等の健康の増進、生きがいづくりに資するため、平成27年4月のリニューアルオープンに向け、耐震化やバリアフリー化とともに各室内装の改修等を実施いたします。また、あわせて体育施設やグラウンド等の整備も実施するものでございます。  それでは、議案書に基づきまして、契約締結内容を簡単に御説明申し上げます。  発注者は枚方市市長 竹内 脩、受注者は枚方市楠葉並木2丁目20番6号、誠信建設工業株式会社代表取締役 國田欣吾でございます。  契約金額は2億336万4,000円で、工期は本契約締結日から平成27年2月13日まででございます。  契約保証金、契約条項その他は、記載のとおりでございます。  続きまして、2ページの執行調書をごらんください。  入札状況でございますが、本案件は、制限付き一般競争入札(公募型)で実施し、6月4日に開札を執行いたしました結果、4者の入札参加がございました。  また、それら4者のうち、当初、落札候補者となった者が6月10日付で本市の入札参加停止及び指名停止となり、落札候補者取り消しとなったことから、次順位者である誠信建設工業株式会社が落札者として内定したものでございます。  なお、議案書3ページ及び4ページには昨年度に実施しました本工事等に係る設計委託の執行調書を、また、5ページから6ページにかけましては工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照をお願いいたします。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 72 ◯鷲見信文議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 73 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第18号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 75 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 76 ◯鷲見信文議長 これから議案第18号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 78 ◯鷲見信文議長 日程第5、議案第17号「固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 79 ◯鷲見信文議長 理事者から提案理由の説明を求めます。竹内市長。 80 ◯竹内 脩市長 ただいま上程されました議案第17号 固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の239ページをお開きください。  初めに、議案書の住所、氏名、生年月日の空欄に、住所 ・・・・・・・・・・・・・・、氏名 小野範夫、生年月日 ・・・・・・・・・・と、それぞれ御記入くださいますようお願いいたします。  それでは、提案理由の御説明を申し上げます。  今回お願いいたしますのは、現委員である松葉知幸さんの任期が来る平成26年6月30日をもって満了となりますことから、後任といたしまして小野範夫さんを新たに選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。  それでは、小野さんの経歴につきまして、御説明を申し上げます。  小野さんは、昭和49年3月に・・・・・・・・・を御卒業の後、昭和59年4月に・・・・・・・・・を設立されました。その後、平成25年4月からは・・・・・・・・・・の・・に就任されております。  また、・・・・・・・・においては代議員を、・・・・・・・・においては監事を、・・・・・・・においては常議員及び監事を歴任され、現在は・・・・・・・・・・・及び・・・・・・・・・・・などの要職に就かれ、その手腕を発揮しておられます。  このように、小野さんは、幅広い知識と豊富な経験をお持ちであり、本市の固定資産評価審査委員会における審査に当たり、その職務を適正かつ公平に執行していただけるものと確信しておりますので、選任の同意を求めるものでございます。  なお、ただいま申し上げました経歴等につきましては、参考資料としてお手元に配付させていただいておりますので、御参照を賜りますようお願いいたします。  以上、甚だ簡単でございますが、提案理由の説明とさせていただきます。何とぞ満場一致をもちまして御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 81 ◯鷲見信文議長 本件については、質疑、委員会付託及び討論を行わず、直ちに採決に入ります。  本件は、原案に対し同意することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 82 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案に対し同意することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 83 ◯鷲見信文議長 この際、本定例会の会議録署名議員として、堤 幸子議員を追加指名します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 84 ◯鷲見信文議長 日程第6、「枚方市農業委員会委員の推薦について」を議題とします。 85 ◯鷲見信文議長 なお、本件は、地方自治法第117条の規定により、石村淳子議員、大森由紀子議員、大橋智洋議員及び堀井 勝議員が除斥となります。     〔石村淳子議員、大森由紀子議員、大橋智洋議員及び堀井 勝議員除斥につき退場〕 86 ◯鷲見信文議長 本件については、本市議会から推薦している現在の農業委員会委員が7月19日をもって任期満了となるため、次期委員4人の推薦を行うものです。 87 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  次期枚方市農業委員会委員に、石村淳子議員、大森由紀子議員、大橋智洋議員及び堀井 勝議員を推薦したいと思います。これに御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり) 88 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、ただいま申し上げました4人の議員を推薦することに決しました。 89 ◯鷲見信文議長 石村淳子議員、大森由紀子議員、大橋智洋議員及び堀井 勝議員の除斥を解きます。     〔石村淳子議員、大森由紀子議員、大橋智洋議員及び堀井 勝議員入場〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 90 ◯鷲見信文議長 日程第7、意見書第92号「中小企業の事業環境の改善を求める意見書」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 91 ◯鷲見信文議長 提出者から提案理由の説明を求めます。清水議員。 92 ◯清水 薫議員 ただいま議題となりました意見書第92号につきまして、提出者9名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  意見書第92号 中小企業の事業環境の改善を求める意見書。  本年春闘の大手企業からの回答では、13年ぶりに全体の賃上げ率が2%台となりましたが、景気全体を支え、地域経済を支える中小企業や非正規労働者を取り巻く環境は依然として厳しいと言えます。さらに、今後、消費税率8%への引き上げに伴う駆け込み需要の反動減も予想され、その対応策を講じなければなりません。  国際通貨基金(IMF)は、本年3月、日本経済の成長に賃金上昇が不可欠だとする研究報告書を発表し、中小企業や非正規労働者などの賃上げをアベノミクスの課題として挙げています。賃上げするかどうかは、実質的には企業の収益力に左右されることから、政府が掲げる経済の好循環を実効的なものとするためには、中小企業の収益力向上につながる事業環境の改善が求められます。  また、中小企業のうち87%を占める小規模事業者が全国で334万者あり、これらの多くは、優秀な技術力がありながら人材確保や資金繰りに苦しんでいます。事業の拡張に踏み切れない小規模事業者の潜在能力が発揮できるよう、充実した成長・振興策が重要です。  加えて、経済成長を持続的なものにするため、切れ目のない経済対策も必要です。  よって、国会及び政府は、地方の中小企業が好景気を実感できるようにするため、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記。  1.健全な賃上げや、収益性、生産性の向上に結び付くよう、中小企業の経営基盤の強化策及び資金繰り安定化策を実施すること。  2.小規模企業振興基本法案を可決し、同法を軸に、国、地方公共団体、事業者それぞれの責務のもとで、円滑な連携と実効性が高まる制度設計を行うこと。  3.中小企業、小規模事業者においても重要な非正規労働者の正規雇用化を促すよう、キャリアアップ助成金制度等をさらに周知するなど、従業員の処遇改善を図ること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月26日、枚方市議会議長 鷲見信文。  提出先としましては、衆議院議長、参議院議長、厚生労働大臣、経済産業大臣及び金融担当大臣を予定しています。  ただいま朗読しました意見書第92号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 93 ◯鷲見信文議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 94 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第92号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 95 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 96 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 97 ◯鷲見信文議長 これから意見書第92号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 98 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 99 ◯鷲見信文議長 日程第8、意見書第93号「総合的、体系的な若者雇用対策を求める意見書」及び日程第9、意見書第94号「地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 100 ◯鷲見信文議長 提出者から提案理由の説明を求めます。大地議員。 101 ◯大地正広議員 ただいま議題となりました意見書第93号及び意見書第94号につきまして、提出者3名を代表し、お手元にお配りしております議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  まず、意見書第93号 総合的、体系的な若者雇用対策を求める意見書。  若者を取り巻く雇用環境は、非正規労働者が増加する中で、180万人と言われるフリーターや60万人と言われるニートの問題など、厳しい状況が続いています。  若者が働きながら安心して家庭を持つことができるようにすることは、少子化に歯止めをかけるためにも極めて重要です。政府においては、わかものハローワークや新卒応援ハローワークにおける支援を初め、「若者応援企業宣言」事業、労働条件相談ポータルサイト(仮称)及び地域若者サポートステーションの設置などにも取り組んでいるところですが、関係機関において必ずしも有機的な連携がとられている状況ではありません。安倍政権における経済対策により、新規学卒者の内定状況も好転し、賃金上昇に取り組む企業が出てきている今、改めて、若者雇用対策を総合的かつ体系的に推進する仕組みを構築することが必要です。  よって、国会及び政府は、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記。  1.若者雇用対策新法を制定し、若者本人を支える家庭、学校、地域、国、地方自治体の責務を明確にすることで、緊密に連携して支援を行える枠組みを整備すること。  2.「若者応援企業宣言」事業を中小企業等の認定制度として拡充し、認定企業の支援措置を新設すること。また、企業が若者を募集する際に情報開示を促す仕組みを検討すること。  3.大学生等の採用活動時期の後ろ倒しに伴い、新卒応援ハローワークにおける支援措置を強化すること。  4.若者が主体的に職業選択、キャリア形成ができるよう、学生段階からのキャリア教育の充実、強化を図ること。  5.ニート等の若者の孤立化を防ぎ、自立に向けて充実した支援を行えるよう、地域若者サポートステーションの機能強化を図ること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月26日、枚方市議会議長 鷲見信文。  提出先といたしましては、衆議院議長、参議院議長、文部科学大臣及び厚生労働大臣を予定しています。  次に、意見書第94号 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書。  現在、本年度の診療報酬改定や、地域医療・介護総合確保推進法案の国会における議論により、改めて地域包括ケアシステムの構築がクローズアップされています。  こうした中、全国の自治体では、平成27年度からの第6期介護保険事業計画の策定に向けて、増嵩する保険料などに苦慮しながら取り組みを行っているところです。  よって、政府は、社会保障・税一体改革の円滑な進行に向けて、本年4月から引き上げられた消費税財源を的確に活用しながら、全国の自治体のそれぞれの実情に応じ、国として積極的な支援を図るため、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記。  1.医療・介護・福祉分野における良質な人材確保のため、国家戦略として抜本的な対策を講じること。特に介護人材については、2025年に向けてさらに約100万人のマンパワーが必要とされているため、次期介護報酬改定に向けて的確な対応を行うこと。  2.本年度の診療報酬改定では在宅訪問診療に係る改定が行われており、市区町村の現場において集合住宅などへの訪問診療が大きな影響を受けることも想定されるため、改定の影響について実態調査を行い、適切な対応を行うこと。  3.地方自治法の改正により創設される連携協約制度の活用等、広域行政上の取り組み事例を周知するなど、市区町村への適切な情報提供に努めること。  4.社会保障・税一体改革の趣旨に沿い、消費税を財源とする財政支援制度(基金)については、適切に配分するよう留意すること。また、本年度に引き続き、制度の拡充を図ること。  5.特別養護老人ホーム入所者の重点化に伴い、自立した生活を送ることが困難な低所得、低資産の要介護者の地域における受け皿作りについて、市区町村への支援を強化すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月26日、枚方市議会議長 鷲見信文。  提出先としましては、総務大臣及び厚生労働大臣を予定しています。  ただいま朗読しました意見書第93号及び意見書第94号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 102 ◯鷲見信文議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 103 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第93号及び意見書第94号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 104 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 105 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。石村議員。 106 ◯石村淳子議員 ただいま上程されました意見書第94号 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書について、日本共産党議員団を代表し、反対討論を行います。  6月18日、参議院本会議において、医療・介護総合法案、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案が、全野党の反対する中、自民、公明により強行可決されました。  政府は、介護保険利用料を、単身者で所得160万円以上は1割から2割に倍加するとしました。しかし、我が党の小池 晃参議院議員の質疑で2割負担の説明根拠が完全に崩れ、田村厚生労働大臣も撤回します、反省しますと、前代未聞の撤回と謝罪をいたしました。こうした事態の中での強行採決であり、到底許されるものではありません。この法案は、社会保障を大変質させるものであります。  以下、反対の理由を述べます。  第1に、意見書に取り上げている支援策そのものが、消費税を増税して、社会保障・税一体改革を推進することを求めているからであります。すなわち、国民に負担を押し付けて、医療も、介護も、福祉も後退の方向であり、認められません。  第2に、患者7人に看護師1人体制をとる病床を9万床削減する診療報酬改定を行い、病院からの患者追い出しを加速させ、入院から在宅への移行を強引に進めながら、在宅の基盤を悪くする診療報酬改定をさらに進めることには矛盾があります。  ことし4月から、訪問診療の報酬引き下げが行われました。これは、月2回以上、定期的に訪問診療を行った場合、老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者住宅、マンションなど、同じ建物に住む複数の患者を同じ日に診察すると、診療報酬を約4分の1に、大幅に削減するものです。こうした報酬の引き下げは、計画の段階から強い反対、撤回の声が上がっており、既に医療現場に苦難と混乱をもたらし、患者が医療を受けられない状況が生まれています。引き下げた診療報酬を直ちにもとに戻すべきです。  第3に、同法は、特養ホームの入所者を要介護3以上に限定するものです。  特養ホームの待機者52万人のうち、17万8,000人は要介護1・2の人です。これらの人は、虐待など一部の例外を除いて対象外となり、待機者の枠からも除外されてしまいます。行き場のない高齢者が劣悪な環境のお泊まりデイなどに押し出されることが危惧されます。このことについて、政府はサービス付き高齢者住宅などを受け皿にすると言いますが、月15万円から25万円もの負担が必要となります。特養ホーム入所申請者の多数は貧困・低年金者であり、受け皿にはなり得ません。  以上の理由により、本意見書には反対であると申し上げ、討論といたします。 107 ◯鷲見信文議長 これをもって討論を終結します。 108 ◯鷲見信文議長 これから意見書第93号及び意見書第94号の2件を分割して採決します。 109 ◯鷲見信文議長 まず、意見書第93号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 110 ◯鷲見信文議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 111 ◯鷲見信文議長 次に、意見書第94号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 112 ◯鷲見信文議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 113 ◯鷲見信文議長 日程第10、意見書第95号「福井地裁判決を重く受け止め、大飯発電所の再稼働中止を求める意見書」及び日程第11、意見書第96号「教育及び教育行政の自主性を守ることを求める意見書」を一括議題とします。 ──────────────────────────────────────────
    114 ◯鷲見信文議長 提出者から提案理由の説明を求めます。広瀬議員。 115 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま議題となりました意見書第95号及び意見書第96号につきまして、提出者3名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  まず、意見書第95号 福井地裁判決を重く受け止め、大飯発電所の再稼働中止を求める意見書。  関西電力大飯発電所3・4号機の安全性が確保されていないとして、住民が再稼働の差し止めを求めていた裁判で、福井地方裁判所は、2基の運転を認めない判決を下しました。現在、2基の再稼働について原子力規制委員会が審査を進めていますが、政府、関西電力及び原子力規制委員会は、司法判断を尊重すべきです。  住民が特に問題としたのは、同発電所で起きると想定される地震の揺れを関西電力が過小評価しており、万一の場合に使用する外部電源や原子炉冷却用ポンプなどの耐震性が不十分で、東京電力福島第一原子力発電所で起きたような炉心損傷に至る可能性があるということです。  この点について、福井地裁判決は、関西電力大飯発電所における地震の際の冷却機能や放射性物質の閉じ込め機能に欠陥があると認め、同発電所の安全性について、「確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立ち得る脆弱なもの」と断言しており、関西電力の被害想定や対策では事故を防げないことを認めたものと言えます。  また、同判決は、「ひとたび深刻な事故が起これば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を及ぼす事業に関わる組織には、その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の信頼性が求められて然るべきである」と指摘するとともに、人格権の根幹部分に対する具体的侵害のおそれがあるときは、人格権そのものに基づいて侵害行為の差し止めを請求できると断言しています。  よって、政府は、福井地裁判決を重く受け止め、国民の人格権を守る立場から、関西電力大飯発電所の再稼働を中止するよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月26日、枚方市議会議長 鷲見信文。  提出先としましては、経済産業大臣、環境大臣及び原子力防災担当大臣を予定しています。  次に、意見書第96号 教育及び教育行政の自主性を守ることを求める意見書。  このほど、教育委員会制度を変更するため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下「地方教育行政法」という。)の一部改正法案が国会に提出、可決されました。その内容は、一言で言えば、現在の教育委員会に問題があるとして、政治権力が教育を支配するものです。  もともと、教育委員会制度は、戦後の1948年、選挙で選ばれた教育委員たちがその自治体の教育の在り方を決めるという民主的な制度として発足し、教育の自主性を守るため、教育行政を首長から独立させたものです。その後、公選制は廃止され、教育委員会の形骸化が進んだ結果、教育行政の中にも閉鎖的で官僚的な対応が広がりました。教育委員会事務局が隠ぺいを行い、教育委員会が蚊帳の外に置かれた滋賀県大津市の中2いじめ自殺事件は、その典型的な例と言えます。  それでもなお、教育委員会には、首長からの独立性が残されています。そのため、今回の地方教育行政法の一部改正法案は、教育委員会を国と首長の支配下に置くとともに、国の方針をもとに首長が教育大綱を決定し、教育委員会を従属させる内容が盛り込まれ、教育委員会の最後のとりでとも言うべき首長からの独立性を取り上げるものです。  このように、国や首長が露骨に教育内容に介入する仕組みを作る制度改悪は、憲法で保障された教育の自由と自主性を侵害するものにほかなりません。  よって、国会及び政府は、地方教育行政法を本来あるべき姿に復元することにより、教育及び教育行政の自主性を守るよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月26日、枚方市議会議長 鷲見信文。  提出先としましては、衆議院議長、参議院議長及び文部科学大臣を予定しています。  ただいま朗読しました意見書第95号及び第96号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 116 ◯鷲見信文議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 117 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第95号及び意見書第96号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 118 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 119 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 120 ◯鷲見信文議長 これから意見書第95号及び意見書第96号の2件を分割して採決します。 121 ◯鷲見信文議長 まず、意見書第95号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 122 ◯鷲見信文議長 起立少数です。  よって本件は、否決されました。 123 ◯鷲見信文議長 次に、意見書第96号を起立により採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 124 ◯鷲見信文議長 起立少数です。  よって本件は、否決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 125 ◯鷲見信文議長 日程第12、意見書第97号「集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を行わないよう求める意見書」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 126 ◯鷲見信文議長 提出者から提案理由の説明を求めます。広瀬議員。 127 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま議題となりました意見書第97号につきまして、提出者4名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  意見書第97号 集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を行わないよう求める意見書。  本年5月15日、安倍首相の私的諮問機関である安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会は、報告書を提出しました。安倍首相は、これを受けて記者会見を行い、同懇談会が限定的に集団的自衛権を行使することは許されると提言したことに対し、歴代内閣が行使を認めてこなかった集団的自衛権に関する憲法解釈の変更を検討する意向を示すとともに、「与党協議の結果に基づき、憲法解釈の変更が必要と判断されれば、改正すべき法制の基本的方向を閣議決定していく」と述べました。  しかし、一内閣の判断で憲法解釈を自由に変更することが可能になるのであれば、憲法が権力を縛る立憲主義の否定につながります。  本市は、「私たちは、原子爆弾投下による被爆の体験を通して、平和を希求する誇り得る憲法を持ち、戦争の放棄を誓っています。地球上から戦争と核兵器をなくすことは、日本国民の責務であります。」と、大阪府内で初めて非核平和都市宣言を行い、平和な社会の実現に向けてさまざまな啓発事業に取り組んでいる自治体です。そのため、憲法第9条の規定によって具体化されている平和主義を形骸化させることは容認できません。  よって、政府は、我が国を海外で武力行使を行う国へと大きく変質させる、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈を行わないよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月26日、枚方市議会議長、鷲見信文。  提出先としましては、内閣総理大臣及び内閣法制局長官を予定しています。  ただいま朗読いたしました意見書第97号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 128 ◯鷲見信文議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 129 ◯鷲見信文議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第97号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 130 ◯鷲見信文議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 131 ◯鷲見信文議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 132 ◯鷲見信文議長 これから意見書第97号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 133 ◯鷲見信文議長 起立少数です。  よって本件は、否決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 134 ◯鷲見信文議長 以上をもって本定例会に付議された事件はすべて議了しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 135 ◯鷲見信文議長 閉会に際し、市長からあいさつしたい旨の申し出がありますので、これをお受けします。竹内市長。 136 ◯竹内 脩市長 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  去る6月12日に平成26年第2回枚方市議会定例会を招集させていただき、平成26年度大阪府枚方市一般会計補正予算を初め、各種重要案件を提案させていただきましたところ、慎重に御審議の上、御可決、御承認をいただき、誠にありがとうございました。  一般質問や議案審議を通していただきましたさまざまな御意見、御提言につきましては、精査の上、今後の市政運営に生かせるよう努めてまいりますので、皆様には、今後とも御支援、御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  これからも引き続き、議員の皆様方のお力添えをいただきながら、さまざまな取り組みを通して本市を住みたい、住み続けたいまち、そして市民が誇れるまちへと大きく飛躍させてまいりたいと考えておりますので、より一層の温かい御支援、御協力をいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。  結びに、これから梅雨の本番を迎えるとともに、その後は暑さが本格化してまいります。本市としましても、大雨に対する備えに万全を期するとともに、熱中症などの予防にも努めてまいります。議員の皆様方におかれましては、くれぐれも健康には御留意いただき、なお一層御活躍されますことを御祈念いたしまして、甚だ簡単ではございますが、6月定例会の閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 137 ◯鷲見信文議長 それでは、閉会に当たりまして、私からも一言ごあいさつを申し上げます。  本定例会も、本日、閉会を迎えることができました。皆様方の御協力に対しまして、心から感謝を申し上げます。  さて、本定例会におきましては、諮問案件や請願について常任委員会に付託し、慎重に審査していただくとともに、議案の質疑や一般質問において議員の皆さんから多数の有意義な提案がなされました。理事者各位におかれましては、こうした提案について真摯に御検討いただき、市政の発展につなげていただきますようお願い申し上げます。  最後に、湿度の高い日が続き、これから夏本番でございますが、皆様方におかれましては体調を崩すことのないようお願いをいたしまして、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 138 ◯鷲見信文議長 以上をもちまして、平成26年第2回枚方市議会定例会を閉会します。     (午後0時5分 閉会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...